言葉に出来ない

By yuca - 6.5.13

d-倉庫企画『戦場のピクニックフェスティバル』
“身体の景色”
無事終演致しました。

ご来場頂いた皆さま、
気にかけて下さった皆さま、
ご一緒した劇団NATさん、しおめもさん、
岡野さん、境さん、はっしーさん、堀さん、舞ちゃん、
圭介さん、もっくんさん、杏子さん、
この公演に関わって下さった全ての皆さまに
心より御礼申し上げます。

ら~ら~ら~ らら~ ら~
言葉にできなあいー

・・・ふざけてないです。
本当なんです。
早く御礼を伝えたい!と思いつつも、
全く言葉にならず、今に至ります。
ふぅ。
もう2日経っているのですがね、
未だ興奮しているみたいで、落ち着かないような感じで、
更にふわっふわして来ました・・・。
やらなければいけないことが細々とあるのですが、
いつにも増して、頭も身体も使い物になりません。
なんていうか、ひとりだけ、世の中と違う時の流れの中にいるような感じです。
伝わりますかね、これ?
伝わらないか、そうか。

初めて身体の景色の公演を観たのが昨年の『エレクトラ』
何故そう感じるのかわかりませんでしたが、
兎に角、
うひゃーっ!楽しっ!となったわたしは、
これはきっとどんな芝居をやるにも繋がる大事なことなんじゃないかなという直感と勢いの元、
出演されていた境さんに
「楽しかった楽しかった!なんかよくわかんないけど楽しかった!」と、
幼稚園児でもも少しマシな感想言うぞ
と思うような感想を捲し立て、
「WSあるよ」と教えて頂いて、無謀にも飛び込んだのでした。

いやあ、よく飛び込んだ私!(笑)
そして岡野さん、よくこいつ出すぞという気になって下すった。
こんな経験ない身体能力の低い役者怖かったでしょうに・・・。

稽古は毎回新鮮で、色々がわたしには面白く、
しかしある時、
昨日までものすごく楽しく刺激的だったものが、
一気につまらなくなった・・・。
これには本当に驚きました。
何でか全然わからなかったから。
それでも、なんとか思い当たることを考えて、
そうか、そういうことかも、と気付いたりして。
その時初めて、なんて繊細なものを扱っているのだろうと、
怖くなったのを覚えています。

あれ、わたし、こんな細かいことから書いて、どんだけ長く書くつもりだよ。

や、でも以降の稽古はそういう気付き、発見、驚き、の連続だったように思います。
それをみんなと共に感じ、
でも恐れずに挑み、
丁寧に積み重ねて、信頼が生まれ、
あの本番に辿り着きました。
私もみんなに支えられて、なんとかなんとか
あの場に立つことが出来ました。

たった3回と思っていたその3回が、
あんなにも大変なものだったのだと、体験して痛感しました。
公演最中は本当に必死で、毎回緊張もしましたが、
終わって、なんとも言えない幸福感に包まれました。
稽古から様々なことを感じて来ましたが、
岡野さんの襟に手をかける瞬間、
舞ちゃんの体重を背中で感じる瞬間、
はっしーさんと微笑み合う瞬間、
境さんの髪を撫でる瞬間、
堀さんの唄に撫でられる瞬間、
もっくんさんの音や圭介さんに決めて頂いた光に導かれて目の前の景色のその先を目にした瞬間、
全てが愛しく、
お互いのそうしたものがあの空間を作っていたのだと、
それは本当に貴重な体験でした。
そして、その空間は、
観に来てくださった皆さまの集中力をも巻き込んで出来上がったものでした。

嗚呼、やっぱり全然上手く書けないな。

個人的にはもちろん反省もありますが、
兎に角、
その空間、肌触りを感じられたこと、
そしてやはり何よりも、観て下さった皆さまに喜んで頂けたこと、
もう一度観たいと思って頂けたこと、
本当に幸せでした。

ありがとうございました。

帰ってから、ああーみんなで写真撮るのを忘れたなあと淋しく思ったのですが、
でもちょっとどこかで撮っても仕方ないなと思っていたのかもしれません。
言葉が悪いですね、上手く言えませんが、
どうやっても捕まえてはおけない、留めておけないものだから、
撮っても何も残せない気がしたのです。
あの瞬間は、あの瞬間でしかない。
夕焼けを写すより、目で見ていたいと思うような、そんな感じです。

まだまだ書き足りない気もしますが、
やっぱりこれ以上の伝えたい言葉が思い浮かびません。
繰り返しになりますが、
皆さま、本当にありがとうございました!!

佐藤祐香




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