Blue

By yuca - 6.11.08

            空の青さや海の碧さ、木々の緑に制服の白と紺。
                     色と
                  あの漂う時間が
                ぼんやりと残ってはいたが
        わたしは物語がどんなだったかをあまり覚えていなかった。

             だのに先日、再びこの映画を観た時
          滲んだ水彩画のようだった記憶がはっきりと輪郭を持ち
        懐かしさがつんと鼻をついた。
          時はゆったりと過ぎ、でも決して待ってはくれないあの流れの中で
          自分を持て余し、繊細に揺れ動き、
              真剣に向き合おうともがいて、
               擦り剥いた後のように沁みる感情が
            くっきりと画面に浮かび、
              わたしの喉の下の奥辺りにもじゅわっと広がる何か。
          それはとてもとても幸福なもののように見えた。

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