【出演】身体の景色『カタリvol.1』2021/12/24〜12/26

By yuca - 7.10.21


2020年8月13日 わたしはこんなことをつぶやきました。
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 初日だった日。 
この時間わたしはみんなと共にThe 8th Galleryにいて、
あのコンクリートの床の上で飛び出しそうな心臓を抱え、
開演までの間静かに呼吸を整えていたはずだった。 
The 8th GalleryのあるHotel CLASKAは今年12月に閉館する。
 同じ場所での公演はもうない。 
けれど いつか、必ず。 そう思い、日々を過ごす。
 
2020.8/13 
 身体の景色vol.11記憶ノ肖像二部作 『更地』『たとえいつかきえてしまうのだとしても』 
2020.8/13〜16 @ The 8th Gallery ※公演は中止となりました
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あれから 幾度変更があったか、もう数え切れない程です。 
自分でも気付かない内に心が硬く硬くなって 動かなくなってしまったこともありました。
今回演目は変更になりましたが、『更地』へと続く道です。
いま演れること、いま演らなければならぬことを
少しずつ、ほんとうに少しずつですが、一歩ずつ越えてゆこうと思います。
わたしは、寺田寅彦『どんぐり』を読みます。
初めての『語り』で、寺田寅彦と『どんぐり』に出会えたこと、幸運に思います。

このご時世ですのでご無理はなさらないでください。
でももし諸々調整つきましたら、観ていただけると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。



佐藤祐香
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身体の景色 カタリ Vol.1
2021.12/24~26


珠玉の短編 俳優の身体と呼吸
そして想像力が織り成す夢幻の世界
静謐な空間に 目には見えぬ 〈物語〉が立ち上がってゆく

太宰治  「魚服記」
寺田寅彦 「団栗(どんぐり)
芥川龍之介「羅生門」

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活動自粛を余儀なくされ一年
急速な価値観の変容の渦の中 
それでも舞台は必要であろうかと日々自問して参りました
様々な要素を剥ぎ取っていったその先に残るものは何であろうかと

俳優の身体ひとつで勝負した2007年12月の身体の景色旗揚げ
呼吸・物語・余白
初心にかえりもう一度ソロから歩きはじめようと思います

以下詳細を記させて頂きました
ご高覧賜りご意見ご感想頂ければ幸いに存じます
ご来場を出演者スタッフ一同心よりお待ち申し上げます



〈出演〉

​​「団栗(どんぐり)
 佐藤祐香

「魚服記・羅生門」
 オカノイタル



〈スタッフ〉 

作:芥川龍之介 太宰治 寺田寅彦
演出:身体の景色 

音楽:松田幹 馬渕格
照明:篠木一吉(創光房)
衣裳・宣伝美術:杏子 
撮影:森田博之 
舞台監督:森下高志
製作:身体の景色




​〈会場〉

遊空間がざびぃ
〒167-0042
東京都杉並区西荻北5-9-12 そらの上

〈日程〉 

12/24(金)
19:00〜

12/25(土)
 15:00〜
 19:00〜

12/26(日)
 15:00〜

※各ステージ「魚服記・団栗・羅生門」の三本立てとなり 上演時間は80分〜90分ほどとなります
※開場は開演の30分前です

のステージは公開撮影となります 監督に森田博之氏をお招きし舞台を撮影致します
①本番中 舞台上にキャメラがあがり 舞台面を自由に移動しながら撮影する可能性がございます
②皆様が劇場に入る際 又ご観劇中等々 お姿を撮影させて頂く可能性がございます
③撮影した映像はYouTube等で配信 又映画として上映させて頂く可能性がございます
以上3点を予めご了承頂きました上 のステージはご予約頂きますようお願い申し上げます


〈料金〉

  ★ ¥1,500
 一般 ¥3,000
賛助券 ¥4,000


〈予約〉

こちらをクッリクください 予約ページに飛びます

※コロナ対策のため客席数を抑えさせて頂きます お早めのお問合せ、又ご予約を頂ければと存じます
〜問い合わせ karada07◆gmail.com〜
 ◆に@をお入れくださいませ


※本番期間中 緊急事態宣言が発令された際 客席と舞台のあいだに感染防止シートを設ける場合があります 予めご了承のほど何卒よろしくお願い申し上げます


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魚服記 出演:オカノイタル
その滝壺で 木樵は大蛇に 少女は鮒に化身した
季節と共にうつろう少女の心の機微が 珠玉の言葉から静かに立ち上がる
太宰処女作品集「晩年」に収められた傑作

​「団栗(どんぐり) 出演:佐藤祐香
暮れもおし詰まったある晩 若き妻が吐血した 肺病である
2月の風のない暖かなその日 徐々に快方へと向かう妻を連れ 男は植物園を訪れた
ふいにどんぐりを拾い始める妻 男は聞く そんなに拾ってどうしようというのだ
妻が笑いながら答える だって拾うのがおもしろいじゃありませんか
寺田寅彦 初の随筆にして氏の代表作

羅生門 出演:オカノイタル
荒れ果てた平安京 死肉の上を旋回する鴉 暗闇に息を殺し死人の髪を抜く老婆
下人は生きるため その夜 盗人になった
芥川が帝国大学在学中に発表した短編

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身体の景色
2007年 旗揚げ
日本が中世より育んできた自然観 またその自然観より生じた身体性(足・丹田・呼吸)
及び空間感覚(簡素・余白・静寂)を捉え直し その現代性を模索
あらゆる価値が経済の物差しのみで測られる現代 その価値観が極まった果てに巨大な虚しさを見る
舞台芸術を通して森羅万象と繋がる豊かさを示し経済至上主義との調和を目指す
2012〜13年 ミリャン国際演劇祭 招聘
2014年 ソウルシェークスピアフェスティバル 招聘
2020年より「言葉の景色」の名で短編小説の語りをYouTubeに配信
「身体の景色 カタリ」はその舞台版となる

佐藤祐香:
フリーで活動
身体の景色では、「戦場のピクニック(初演/再演)」
「光る道」「焼け跡のエレクトラ」に出演
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オカノイタル:
演出家・鈴木忠志に師事 「ディオニュソス」「リア王」等に出演
14カ国17都市にて公演
2007年 身体の景色旗揚げ 以降構成演出を手掛ける
2012年 ミリャン国際演劇祭(韓国)にて演技賞を受賞
2020年 言葉の景色旗揚げ 短編小説のカタリを手掛ける

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