東京×こふく劇場『島』ご来場いただきました皆さま、関わってくださったすべての皆さまへ

By yuca - 5.2.18


撮影:伊藤華織

こんばんは。
楽日から、1週間が経ちました。2月1日の夜から2日の朝にかけて、東京で今年2度目の雪が降りましたね。小屋入りの日、どんどんどんどん降り積もる雪に、いつもなら飛び跳ねて喜ぶのに、帰りの電車や公演のことを思い不安になり、けれど、みんなと過ごすことで、大丈夫と思えた帰り道を思い出していました。

皆さま、東京×こふく劇場『島』にご来場いただき、本当にありがとうございました。全公演、無事に終えることが出来ました。たくさんの皆さまに気にかけていただき、支えていただき、とても幸せな公演でした。
お礼が遅くなり申し訳ありません。
わたしは、少しずつ日常に戻ってきましたが、まだなんとなくぼんやりと『島』にいます。

もう10年くらい前に、宮崎で活動する劇団こふく劇場が『夏の夜の夢』公演の際、東京で出演者オーディションを開催し、それを受けに行ったのがこふくとの出逢いでした。
こふくのことを知らず、公演を観たこともなく、『夏の夜の夢』という演目と宮崎で生活出来るということに惹かれ、非常に不純な動機で受けに行ったのですが、とても温かく迎えていただき、公私共に貴重な経験をさせていただきました。でも、まさかこんなに長く続く出逢いになるとは、その時は思ってもいませんでした。

永山さんとは、会う度に、「早くまたこふくに出たい!」「いいよ、早く都城に越して来い!」若しくは、「いいよ、早く東京呼んで」という、噛み合わない言い合いをしてきましたが、
こんな風に形に出来たことを有り難く感じると同時に、終わったいまでもまだ、その旅の途中にいるような、もしかしたら夢だったのではないかと思うような、ふわふわとそんな感じでいます。
今回、わたしは多分、自分の力量以上のことをやろうとしてしまったのですが、
永山さんを始め、出演者、スタッフ、お手伝いくださった皆さま、気にかけてくださった皆さまに支えて頂き、なんとか無事にその日を迎え、こうして幕を閉じることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。あのひととこのひとに出逢ってほしいとかあのひととあのひとが一緒にやれたら楽しいなんていうことを想いながら、そして、それがどんどん実現していって、みんなが笑っていてくれて、なんとも幸せでした。なんだか暑苦しいようで恐縮ですが、誰ひとり欠けても出来なかったと、本当に思っています。

そして、何もよりも、劇場に足をお運び頂き、あの時間と空間を共に過ごしてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。

12月には、本家劇団こふく劇場がごまばアゴラ劇場にて、『ただいま』を再演致します。
是非ご覧頂けますよう、お願い申し上げます。

まだまだ厳しい寒さの日が続くようです。どうぞご自愛ください。



佐藤祐香

撮影:伊藤華織
撮影:伊藤華織

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